1日の中で、お茶を飲む機会はたくさんあります。
飲む状況に合わせて、お茶を選び、入れ方や飲み方にこだわれば、
もっと美味しく、しかも体にも良いです。
「朝茶はその日の難逃れ(朝、お茶を飲むと災難除けになるという意味)ということわざにあるように、朝一番に飲むお茶は、心身ともに良い効果を与えてくれます。
そんな目覚めのお茶には、カフェインを多く含んだ「煎茶」がお勧めです。
緑茶に含まれるカフェインは、覚醒作用と爽やかな香りが眠気を覚まし、頭をスッキリさせてくれます。
口の中をサッパリさせたい食事中や食後には、「玄米茶」や「番茶」、「ほうじ茶」が良く合います。
高温で淹れると香ばしさが引き立ちさっぱりとした、のどごしです。
お仕事や家事がひと段落しリラックスしたいお昼過ぎ。
ホッと一休みして、ゆったりとお茶の時間を楽しみたい時は、「深蒸し煎茶」や「上級煎茶」、「かぶせ茶」など、濃厚な味で旨みみのあるお茶がお勧めです。和菓子など、上品な甘みのあるお菓子にも良く合います。ケーキなどの洋菓子には「和紅茶」もお勧めです。
カフェインをほとんど含まない「ほうじ茶」がお勧めです。
ほうじ茶に含まれる”ピラジン”という成分には鎮静作用のほか血管を広げる効果もあり、体を温め、睡眠を妨げずリラックス効果も期待できるので睡眠前にぴったりです。
濃いお茶は胃を刺激しますので、
カフェインが少なく軽い口当たりの「番茶」や「ほうじ茶」がお勧めです。
お茶には、たくさんの体に良い成分が入っています。
そのなかでも代表的8種類を紹介します。
「カテキンはポリフェノールの一種。
抗菌作用があるので、私たちの身体に悪さをする菌から守ってくれます。
カフェインには脳を刺激し眠気を防ぐ覚醒作用や利尿作用があります。
テアニンは「甘み」「旨み」を作り出してる成分で、お茶にだけ存在します。
気分を落ち着かせたり、ストレスを減らす効果があります。
ビタミンCは、風邪の予防や美肌効果があります。
緑茶2杯で、レモン1個分のビタミンC(20mg)が取れます。
歯の表面を強くし、虫歯にならないための抵抗力をつけます。
お茶の葉を摘んで、すぐに蒸して揉んで作ったお茶です。
蒸す時間を煎茶より2〜3倍長くして作ったお茶です。
芽を摘取る7日から10日前から日光に当てないようにして作るお茶です。
硬化したり伸びすぎたお茶の葉や茎などを使って作ったお茶です。
煎茶を作るときに分けられた茎で作ったお茶です。
煎茶や番茶に炒ったお米を混ぜたお茶です。香ばしい香りがします。
番茶など強火で炒って作ったお茶です。お茶を淹れたときの色は茶色です。
緑茶も紅茶も原料となる茶葉はすべて同じです。日本で作った紅茶で、渋みが少なくまろやかな味です。